永く愛され続ける理由
日本で最も愛される花「さくら」の雰囲気を持つ万成石。通称「さくら御影」と呼ばれ、淡紅色の華やいだ風合いは、外国産では感じることのできない本物の品格と高級感をかもし出しています。また、万成石はかわいらしい雰囲気の一面を持ちながら、石質は非常に堅固で吸水率も低く、花と実の両方を持ち合わせた日本の銘石としてブランド化されています。
産地
岡山県岡山市(矢坂)で採掘される万成石は国内有数の墓石材です。正式には角閃石黒雲母花崗岩と呼ばれその結晶質は、極めて堅固で、美しい淡紅色の表面は艶のりの良さが特徴です。また岡山市の市街地に近い万成石の丁場はJR岡山駅や、岡山空港からのアクセスも非常に便利で、石材業者のみならず、芸術家や一般ユーザーなどの見学希望も多くにぎわいを見せています。日本三名園の一つ後楽園や、名物・吉備団子など、岡山観光とあわせて、是非ご覧になってください。
掘削の様子
日本でも数少ない桜色の石が採れる万成石の丁場。そこは桜色の巨石で形成され、優美な雰囲気と見る者を圧倒する雄大さの両方を感じさせる、非日常的な場所。神聖さすら感じさせる万成石の採掘現場では、「大いなるもの」に魅せられた石工たちの原点を感じることができます。
永く愛される風合い
優美な石目の万成石は、芸能人や歴代首相の墓石として、世界的彫刻家たちの作品として、また歴史上の人物・偉人の像の台座や、古くから親しまれる建築の建材としてこれまで様々な場所で使われており、永い時を経ても変わらないその美しい風合いから多くの著名人・芸術家などが愛する石材として知られています。